「ん?」
抱き締められて、ホッとする私がいる。
心配で疲れていた心がショウタのぬくもりを感じていた。
「ショウタ?」
「マイカ、やっぱり結婚したい」
「だから……」
「いつかは、じゃなくて今でもいい」
「急に何?どうしたの?」
キスをされる。
焦ったようなキス。
服の中に手が入る。
「待ってよ?ちょっと、ショウタ?」
ショウタの動きが止まって、きつく抱き締められる。
「だよな?ごめん。風呂に入っておいでよ」
「うん」
なぜかいつもと違う感じのショウタにどうして良いのか分からず、シャワーに向かった。
シャワーから出てくると、テレビを見ていたショウタが
「まだ時間あるだろ?どうする?」
「ちょっと横になりたい」
「分かった」
甲斐甲斐しく布団を敷いてくれるのを見ていた。