二次会に近くのカラオケに来た。

タンバリンやマラカスで盛り上がりながら、歌って騒いでいた。
気付くと隣にショウタが座っていた。

丸顔のタレ目で笑うと目尻か下がって人が良さそうなコウタと違って、少し面長の輪郭に整った綺麗な二重の目に高い鼻とちょっと厚目の唇のショウタ。

ノリも良く会話が弾むショウタは女の子にも人気がありそうである。
それでもちょっとチャラく見えるのは、私がそういう関係だからだろう。
誰もがよく知ってる有名な大学に通っている。
なんとなく、彼女が出来たら優しくしっかりと向き合うことができるんだろうな、と感じる。

お酒やピザやポテトが並んでいるテーブル。
みんなが手を伸ばせば食べ物に届く範囲に座っているので、二人の距離も近い。
時折触れる腕に、ときめくような感覚が走る。