「終わったのね」
呟いてショウタを見ると、目が合った。
「後はヒガキさんへの支払いよ、忘れてない?」
母が念押しをする。
「忘れてないわよ、大丈夫」
「ならいいわ。
私疲れたからちょっと寝てもいい?」
「お姉ちゃん、布団敷くわよ?
ミズトの隣で寝なさいよ?」
「そうするわ」
叔母と母がミズトを寝かそうと和室へ入って行ったがすぐに戻ってきた叔母が優しく聞いてくれる。
「晩御飯、こっちで食べるでしょ?
マイカも家で掃除でもしてきたら?
あなたのお母さんと息子は寝てるから大丈夫よ」
「じゃあ、お願いします。
ショウタ行こう?」
「ああ」
二人で夕方まで家で過ごして、叔母の家に戻った。