「ちょっと待っててね」

ヒガキさんを見送った後、時間を確認して、母が出ていく。

「とりあえず、交渉はほぼ終わりなのね?」

足を崩しながら、隣のショウタを見ていった。


「良かったな」

「ミズト寝てるかな?」

「今日はここに泊まるのか?」

「どうなんだろ?泊まる用意はしてきたけど」


その時、ドアが開いてお母さんが入ってきた。



が、一人ではなかった。