夜になり、3人で夕食を済ませた後、心配そうな顔でショウタが切り出した。

「そろそろ帰るよ。
一人で大丈夫か?」


大丈夫、とは言えなかった。


「今日は叔母さんの家に泊まろうかな」

「そうさせてもらえよ」


そう言って優しく抱き締めてくれる。

俺のところに来るか?と呟くように言ったショウタの胸で、首を振った。


ミズトが足元にきて一緒に抱きつくように足にしがみつく。

「ミズトも抱っこだな」

笑いながらミズトを抱き上げる。

「叔母さんに連絡して用意しろよ」

頷いて連絡を入れると、快く了承してくれた。