セフレ、と言ってもこれきり会わないかもしれない。

段々どうでもよくなってきた。

「帰らないの?」

「え?帰れって言ってるの?
酷くない?
今日かなり寒いのに。
夜中に歩いて帰るなんて、彼女いない一人暮らしで風邪ひいたら困るだろ?

だから。

おやすみ」

本気で寝ようとしているらしい。
もう、勝手にすればいい。

「明日は、私昼からバイトだからね」

「わかったよ」

服を着て、ショウタの横に寝る。

夜も遅い。

心地好い疲れが、眠りに引き込んだ。