「あのう…………?」
 

家の前で知らない女の人に話しかけられた。


「はい?」

「失礼ですが、ショウタさんの?」


直感で嫌な感じをうける。


「どちら様?」

「ショウタさん来てますよね?」


それには答えず、ショウタに電話をかけた。


『マイカ?どうした?』

「あなたにお客様みたいよ?」

『はあ?俺?すぐ行くよ』

電話を切って女の人をみた。


「ショウタさん、いるのね?」

「もう来ると思うわ、私に聞くより直接聞いてみて」

「……ショウタさん」

私を通り越して走ってきたショウタを見つけた女の人は、とびきりかわいい笑顔になった。


この女はなに?


嫌な感じが拭えなかった。