叔母の車で来たので、大きなものも、とトイレットペーパーやオムツも買い込む。
「こんなに買うの?」
呆れ顔のおば。
「だって今日は車だし、荷物持ちもいるから?」
「荷物持ちって俺のこと?」
ショウタが会話に入って来た。
「そうよ?」
「ま、力持ちだからな」
「そうね、非力じゃ困るから……いやいや頼りになります」
結局、荷物をショウタが持ってくれて、車まで戻ると叔母が言った。
「ありがとう、助かったわ」
「いえ、このくらい大丈夫です、力持ちなんで」
プッと吹き出した。
「なんだよ、マイカ」
「じゃあ、また買い物行きましょうね」
笑いながら車に乗り、20分程で叔母の家に着いた。
ミズトが寝てしまったので自分の荷物を半分ほど持って言った。
「家に置いてくるわ」
「よく寝てるわね、このままミズトをうちで寝かせたらいいわ。ショウタさん、抱っこしてあげて?」
荷物を運ぼうと思っていたのか、私に何か言おうとしていたショウタに声をかけた。
「私は大丈夫よ。ミズトよろしくね」
分かった、と返事をして車に戻ったショウタを見てから、歩いてすぐの家に、一人で家に向かった。