元日は、朝から天気も良く、叔母の家に行く用意をした。
ショウタ達も来て一通り年始の挨拶をした後、一緒に叔母の家に出かけた。
「明けましておめでとうございます」
「改めまして、セオと言います。
長い間知らなかったとは言え、お世話になっているそうで、ありがとうございます」
ショウタのお父さんが言うと、ショウタの一家3人で頭を下げる。
「いえいえ、これも何かのご縁でしょう。
どうぞ中へ」
年始の挨拶と自己紹介が入り交じる。
「まあ、ミズトとショウタさん、似てるわねぇ」
叔母夫婦が笑う。
「色々と思うところもあると思うけど、ミズトが元気で幸せに暮らせるようにしっかり考えて話し合いなさい。
マイカもワガママばかり言ってはいけないのだよ?」
叔父に諭されると、反論できず、苦笑いする。
しばらく挨拶をして、ミズトと遊んでから、ショウタの両親は自宅へと帰って行った。