シャワーから出てきても、ショウタは寝ていた。
仕方なくそのままにして、隣の部屋の自分のベッドに横になる。

今日の楽しかった鍋、さっきのショウタの話、明日のファミレスのバイト、と考えながらうとうとし始めたとき、ショウタがベッドに入ってきた。

「起きたの?」

「今から寝る」

「……ここで?」

「一緒に」

「……」

仰向けの私に抱き枕のように抱きついてくる。

「……寝られない」

「寝かさない」