振り向くと全員がこっちを見ていた。

「……ショウタにソックリね」

ミズトをみて、笑いだしたショウタの両親。
一歳でも分かる程似ている。

「ほんとに、今まで気付かなかったわ。毎日セオ君に会ってたのにね」

不思議そうな顔の母。

「食事をマイカと用意したのですが、ゆっくり食べて行ってもらいたいので、ちょっと、テーブルを借りてくるわ」

さすがに全員が座れるテーブルがない。

「俺も行きます」

母とショウタが出ていった。