会社の部下がミズトの父親だったこと、妊娠を知らなかったこと、マイカを探してたこと、今からショウタの両親が来ることを疲れた顔をしながら話した母。


「縁があるのよ、きっと」

叔母が穏やかに言った。

「そうよね、マイカが妊娠してるって知っててセオが逃げたんなら責められるのに、マイカが勝手に逃げたんだから、もう、どうにも参ったわ。

まさか私の職場の子、なんてね。
本当にスゴい縁があるのよね」


クスッと笑いながら、叔母が私に言った。


「マイカ?結婚するの?」

「……」


結婚なんて考えたこともなかった。


「ちゃんと、考えなさい。
悪い子じゃないんでしょ?ショウタさんは」

「しっかり仕事する子よ?
仕事はね?」


その時、メールがきた。