人見知りしないミズトは、すぐにショウタになついた。

留守番を任せて買い物も一人で行った。

夕食を3人で食べるのは、初めてだった。
お風呂は私とミズトで入って、その後ショウタも入った。


「ここに泊まっていいか?」

ちょっと遠慮がちに聞いてきた。

「ダメじゃないけど、ホテルは?」

「チェックアウトしてきた。
徹夜してでもお前を説得するつもりだったから」

「……………そうなんだ」

「明日はホテルかな?
課長と寝るの嫌だし」

苦笑いのショウタに笑ってしまう。


「誰にも連絡とってなかったのに、お母さんからバレるとはね、ビックリしたわ」


「課長も県をまたいで異動してきた。
最初に会った時にマイカに似てるってビックリしたよ」