「転勤ね……そろそろ起きるかな?」


転勤のある仕事。私達はどうなる。


キッチンから戻ってきて、ミズトが寝ている部屋を覗こうとする。


「その前に…」

強く抱き締められた。

あたたかい。

以前はあたたかいと思ったことがあったのか。

ショウタの背中に腕を回す。
好き、と思いを込める。


「マイカ?」


そっとキスをされる。
1度離れて、今度は熱いキスをする。



「俺を信じてよ」

「ん……」