「ミズト、ただいま~」

玄関を開けて中に入ると、叔父さんと庭でボール遊びをしていた。


「マイカちゃん、お帰り。ミズト砂が付いちゃったよ、ごめんごめん」

「いいよ、大丈夫。楽しそうね」

「あーあ~」

まだ遊べ、と言わんばかりに声を出すミズト。


「昼御飯、たべましょ」

「わ、ありがとう」

「マンマ!」

ミズトがハッキリと喋った。


「あ、喋ったね、マイカ聞いた?」

「ほんと、食べるの好きなのね、マンマ!が、初めての言葉なんて」


「そう、ミズトちゃん、マンマしようね」