「マイカ、セフレなんて中途半端なことをしてゴメン。
一緒にいられるならなんでも良かった。
あんな形でいなくなるなんて、考えもしなかった。
今更だけど……」
「勝手に産んだのは私だから」
妊娠したことを伝えないと決めたのは私。
「俺は、ずっとマイカが好きだった。
いつか、伝えようと思ってた。
伝えたことでこの関係さえ終わってしまうかもしれないことが怖かった。
でも、卒業する時には告白しようと決めてた。
妊娠したなら、言って欲しかった。
一緒にいたかった」
「………」
ショウタの幸せは、
私ではないと思っていた。
ショウタに幸せになって欲しかった。