「乾杯!」

グラスを合わせた後、コウタが喋りだした。

「あ、こいつショウタ、こっちがナオ。
俺と同じ大学で学部も一緒」

それぞれ自己紹介をして隣に座ったショウタと喋っていると、ヒナタが声をかけた。

「鍋できてるよ。みんな自分でとってね、取り分けないよ」

「は~い」

鍋料理を食べてお菓子を食べて、喋って飲んで笑って、思いの外楽しい時間になった。