「あ、あの、これはつまり、そのっ……」


 ヤバいヤバいヤバい! たった今、ラブレターを入れたばかりなのにー!

 あまりの出来事に微動だにも出来ない。けど、冷や汗だけはやたらダラダラと出続けている。

 春川君も、驚いてるような困惑してるような、そんな様子で私を見ている。

 これは気まずい。ラブレターが着く前に、私の気持ちが半分ネタバレしてしまったなんて……なんてマヌケな出来事なのぉ!


「えーっと夏山? 何て……書いたの?」

「そ、それは……着いてからのお楽しみデス……」


 あー! 恥ずかしくて消えたーいっ!