「待って!!!まさか!シタの!?」
お願い!シテないって言って!!!
「昨日のお前、激しかったな~。もっかいする?」
暁人とは、大学に入学してすぐに仲良くなった。
学部も同じで、サークルも同じ。
たまたま講義の時間が同じで、運良く隣の席に座ったことがきっかけ。
暁人は、学部の中でも人気があって、プレイボーイとしても有名。
そんな暁人だからこそ、そんな関係になるのは嫌だったし、友達以上に見れなかった。
「ごめん、暁人とは友だちでいたいの。だから忘れて。わたしも忘れるから。」
「やだね~。俺は忘れてやんねーよ」
舌を出してあっかんべーをしてくる暁人。
子どもか。
こんなこと大学で言いふらされたりでもしたら・・・
彼氏ができなくなっちゃう、
あんなことやこんなこと言われるんだ、きっと。
そんなこと、おもうと泣きそうになってくる。