未愛がポツリポツリと話し始めたのは、両親


からされている虐待のこと。


ある日突然急変して虐待が始まったらしい。


殴られ、固定され・・・


甘ったるい声と香水に耐え続けた未愛。


ほんと馬鹿じゃないの?


そう思った瞬間、ウチは未愛を叩いていた。


「未愛、馬鹿じゃないっ!?


何で相談してくれなかったの!


そんなウチ頼りないっ!?」


ーほんとはこういうことを言いたいわけ


じゃない。


助けてあげたいだけなのに。


でも口が止まらないんだ。