「ってゆーことだったの。」


ウチは誰にも話したことのないことを、


親友・未愛に話した。


そのあと茶髪にしたことも。


ピアスを開けたことも。


不良になったことも。


全部聞いてくれた。


「栞も辛かったんだね。


私のも聞いてくれる?


栞より残酷かもしれないけど。」


「聞いてあげるに決まってるでしょ?」


少し怖かったけど、親友なんだから。


二人で乗り越えていかないとね。


でも未愛の話は残酷を超えていた。