命日の翌日、優さんに会いたくなった。
“今日、会える?”
すぐに返信がきた。
“バイクで迎えにいくよ”
約束の時間より早く行き、いつものコンビニで待っていると、優さんのバイクが見えたのでコンビニを出た。
近付くとヘルメットを渡された。
「後に乗れよ」
バイクの後に乗ると、走り始めた。
優さんの家に着き、入ると優さんに抱きついた。
何も言わず、頭を撫でてくれる。
この数日の疲れが少し薄れていく。
頭にそっとキスをして、おいで、と呟いて寝室に引き入れられる。
激しいキスに応えるうちに、身体が疼く。
何も考えられず、優さんにしがみつくうちに、眠っていたようだった。