「お待たせ」

「お疲れ」

と龍くんの隣に座る春菜。
私は、春菜の向かいに座ると、隣が昌さん、功さん。
向かいの春菜の隣が龍くん、その奥に優さんがいた。


「久しぶり!元気だった?
卒業したんだよね?おめでとう」

みんなに声をかける。

「1月のコンクール以来だな?優秀賞おめでとうございます」

ふざけて頭を下げる昌さんの方をみて思わず苦笑するが

「ありがとう、お祝いまで頂いて」

と頭を下げると、親父がな、と笑っていた。

「賞もとったんだ?すごいね」

「知らなかった、おめでとう
言ってくれたら良かったのに」

龍くんも春菜も言ってくれる。

「冬休みだったからね。
それで燃え尽きたから三学期はやる気出なかったわ」

フリードリンクを頼んでいたので取りに行こうとすると、春菜も龍くんも一緒にきた。

会えないって言ってたけど、やっぱり仲いいなぁ、と思いながら、自分の飲み物を注いだ。