苦笑いをしながら優さんが戻ってきて、ソファに座って言った。 「俺。カッコ悪いな でも、諦めもつかねぇ いつか、もう一度、絶対にお前を振り向かせるよう、生きていくよ」 「いつか、社会人として、会うこともあるだろうけど。 いい男になってね」 「またコンビニで会ってもいいのか?」 「私は、大丈夫」 大丈夫、少し笑えてる。 同じ時間をその先を見つめて二人で過ごすことは、もう、ない。