冷蔵庫からペットボトルの水を持って部屋に戻る。
スマホが点滅している。
ラインがきていた。優さんからの画面は開かない。
眠れないけど、瞼が閉じてくる。
市販の睡眠導入剤を1錠のむ。
だんだんと眠りについた。
朝、目が覚めると5時だった。
トイレに行き、またベッドに潜る。
今日は休もう。
こんな理由で?
十分体調悪いから、わたし。
七時のアラームが鳴った。
「大丈夫?」
母が部屋に入ってきて、私の首を触ってから
「熱はないわね?
食欲は?何か食べる?」
「今はいらない。学校休むから連絡しといて?」
「わかったわ、ゆっくり休みなさい」
と部屋を出ていった。
廊下で低く話し声が響くのは、両親で喋っているのだろう。
何も食べたくない、誰にも会いたくない。
もう一度、眠った。
目が覚めると、10時だった。起き上がると頭がふらふらする。
寝すぎだな。
水を飲んで、ふとスマホを見るとメッセージの着信を知らせていた。