昨日の女の子だ。

私をみて、にっこりして声をかけた。


「あら?あなた、妹さん?」

「え………?


あなたは?」



「朝からここにいるんだから分かるでしょ?

ユウト君はまだ寝てるよ、起こす?」

「泊まってたの?」

血の気が引くのが分かる。

「最近は毎週ね、あ、朝御飯作ろうか?」

「………いい、大丈夫」

吐きそうになる。

「あ、ユウト君、起きた?
コーヒー淹れるね。
お家の人きてるよ?」