駐車場の入り口にさしかかった。 「今日は、ありがとう」 「唯歌のことがあっても無くても俺はサイタカオリが好きだ。 忘れるなよ?」 「私もよ。 優さんがただの不良でも好きよ」 二人で笑って、じゃ、と別れた。