帰りの飛行機はスコールのせいでかなり遅れてしまった。


あたし達御島高校の生徒は待ち合いスペースで搭乗時間まで待つことになるのだけれど、時刻は深夜0時を回ってしまっていた。


さすがにみんな疲れてソファの上で寝ている。


お土産屋さんも全て閉まってしまい、する事がない。


ソファに座ってボーッとしていると、向かいのソファに誰かが座った。


堀井君だった。