何週間かして美樹は退院した。
傷は消えないが、そばには守がいる

それだけで充分だ。

これから一緒に老いていける。
そして、ずっと望んでいた、
死を迎えることができる。

その日まで守といることに決めたのだった。

守と、ずっと、、一緒に