私を元気付けた。

私は振り絞るように

「手、、、、に、、、、、ぎっ、、、て」
と篤志の手の上にのせた。

篤志は一瞬だけ、泣きそうな顔をして
手を握り返してくれた。

もう、意識が途切れかけてた。

それでも伝えたいことがあった。

「あ、、、つ、、し、?
ごめん、、、あのと、、、き、ひどい、、、、事を、、、言って」

篤志は
「気にしてねぇ、、、今はまず怪我を治そう。
だから、、、、」

と、篤志は涙をこぼし始めた。

私は嬉しかった。わからないけど嬉しかった。
「、、、、う、、、ん
あ、、り、、、がと」

と、声を振り絞るように出した。

私は突然暗闇に意識を引きずられてしまった。