篤志は思いきり殴られた。

篤志が倒れこむ姿がはっきり見えた。

出会ったばかりだが、、なぜか

私のなかでなにかが動いた。

篤志は必死に起き上がろうとしたが
父親に執拗に腹を蹴られて
気を失いかけていた。


私は
「やめ、、、て?」
と、声を出したが

聞こえていない。

とうとう母親が来た。
包丁を持っていた。

私は怖くて動けなくなっていた。
震えていた。

すると。ゆっくりと篤志が私を守るように

私を抱きしめた。

篤志は小声で「大丈夫。俺が。守るから」
と言って立ち上がった、

母親も本気の目だ。
篤志が殺されてしまう。

そして、
母親が篤志に向かって襲いかかった。