帰り道。


あの男子と一緒になった。

どうやら今日転校してきたらしいのだ。

まぁどうでも良かったな。

男子の名前は
篤志。

篤志は私に色々話しかけた。

この男子といると、何故か痛みは
来る回数を減らしてきた。

すると、
篤志は私の髪の毛を褒めてくれた。

髪がサラサラと。
少し照れくさくて

顔を隠した、

篤志は笑った。

もう私は何年も笑っていない。

そんな私は笑顔など忘れているはずなのに

自然と笑顔がこぼれた。


その日から私は。彼と帰ることになった。