サバの塩焼きはしっかりと塩が染みていて美味しかった。
定食に添えられた煮物も美味しく、食が進む。


今日は店のおごりだから、絶対また来てよね。


と、譲らない女将さんと、昼のラッシュを終えて顔を出した大将に


「ごちそうさま」


と笑顔でいい、店を出てバイクで優さんの家に向かう。

マンションの地下駐輪場にバイクをとめて地下からエレベーターに乗る。

5階で降り、無言の優さんについていくと、鍵でドアを開けた。