本当はちょっと離れがたかったけど、私の手を取って優さんが立ち上がり、歩いて車へ戻り、待ち合わせたコンビニに送ってもらった。



「明日、暇か?」

「昼頃からなら」

「じゃあ、1時にここで。
バイクでくるから、スカートは止めとけ」


と言って、頭をポンとしてくれる。


「わかった。じゃ、また明日
今日は、ありがとう」


手を降り、運転席の人にも頭を下げて家に向かって歩く。

ボーっとした頭に少し湿り気を帯びた風があたる。

お手伝いの人が持ってる携帯に電話をする。
すぐに家に着くことを伝え、電話を切った。