それからの金曜日までは、たまり場に行くらしい春菜をコンビニまで送りながら、ちょっとの時間だけど、チームの人たちと喋るのを楽しみにしていた。

黄色頭の昌さんは、ノリ良くチャラくもあり、場を盛り上げていたし、赤メッシュの功くんは穏やかで優しい人柄だった。

家に帰ると、箏や、ピアノ、日本舞踊のお稽古をして、夏に行われる箏の発表会に向け、曲を決めて練習にかかっていた。


そして、木曜日の夜には、優さんからラインがきた。


“土曜日、13時にコンビニ
昼飯は食べるなよ”


“よろしくです
空腹で行くよ(笑)”


と返すと、おやすみ、と返信がきた。

おやすみのスタンプをうち、そのまま寝てしまった。