8月13日。
親族で墓参りに行った。
9時頃出発して、蝉の声を聞きながら、掃除のため何度も水を汲みに行く。
西田家の墓、本家と分家それぞれが掃除をする。
掃除が終わり、本家と姉が入っている我が家の墓とおじ様達の分家の墓とそれぞれに手を合わせる。
姉が入っている墓に、手を合わせると胸の奥が熱くなった。
――――また、来るから
そう思い、墓地を後にする。
そのあとは本家で食事をした。
賑やかに時を過ごし、親族で集まる楽しさを改めて感じる。
普段は会うことは少なくても、同じ血筋は、何か分かりあえる。
同じ血を分け与えた人たち、先に亡くなった親族を悼み悲しむのではなく、そのおかげで今ある命を楽しむ、そんな空間だった。