柊くんの葬儀は身内だけで行われた。






だから、私も葬儀に呼ばれなかった。






正直な事を言うと、私も柊くんの最期を見送りたかった。

















この数ヶ月間、彼と過ごした日々は、今でも鮮明におぼえている。




祭りの日、夜空に打ち上げられた花火たち。




更新されていく、幸せいっぱいの交換日記。










柊くん。




アナタは幸せでしたか?




私は幸せでした。




アナタのおかげで笑顔になれた。幸せになれた。声を出すことができた。







ありがとう。





愛してる。






さようなら。









また、いつか。











END