予想もしてなかった反応に私は唖然としてしまう。何故か私より彼の方が罪悪感に満ちた目をしているんだもの。

「だって…俺ばっかり突然キスしたり、抱き締めてたりしてるでしょ?だから…不快に思われてないかなとか…ちょっと心配で…。」

先程の事もあって気まずいのか顔を赤くして頬っぺたを人差し指で掻いて、チラチラ視線をさ迷わせている。

『全然、そんな事無いよ!…ちょっと恥ずかしいけど私が望んでたっていうか…。』

「…っ……。」

『…私を必要としてくれて、こんな風にラブラブするの憧れだったから…♪だから嬉しい♪』

「か…わいい……!」

『え―?』