「またね。」 溢れ出そうになる何かをこらえるようにしていった言葉は、あまりにも小さくて。 静かなこの部屋にすら反響しなかった。 君と過ごした、大好きな大好きなこの部屋。 君のにおいがするベッド。 君と笑い合ったソファ。 すべてと、もうお別れ。