私は加藤 沙弥(かとう さや)。
私が高校3年生の時、1年続いた彼に
きっぱり別れを告げた夜。


地元から離れて住んでいる私は
地元の友達に会うために電車に乗った。

「沙弥大丈夫なん?早よ話し聞いたるからおいで」


親友の櫻本 真姫(さくらもと まき)が
彼と別れた私を心配して家に呼んでくれた。