まるで、今まで部室に来てくれた人達の気持ちがこもった紙飛行機が、私とアオをもう一度、繋とめてくれるみたいだった。







1つ1つが、誰かの手で、変わりたい自分のために、たくさんの気持ちを込めて、織られてた紙飛行機。






空に迷わず飛行する姿に背中を押されて、込み上げる気持ちに唇を一度噛み締め、大きく息を吸い込んで、










「────────アオッ!!!!」








私と同じように屋上から飛び立つ紙飛行機たちを驚いたように眺めていた彼。綺麗な瞳から雫を落とす大好きな奴の名前を叫んだ。







遠くからでも、しっかりと見つめ合って、溢れる気持ちを、真っ直ぐとアオに告げる。声が枯れてもどうなっても構わない。アオにこの気持ちを伝えられるのならば。









「私の毎日があんなにキラキラしてたのは!アオがいたから、アオがいてくれたから、だから、毎日キラキラしてたんだって!」