「すぐに仲直り…できると思う?」

また話しがこじれてケンカになったりしないかな

あたし…素直に謝れるかな?

ハルトはまだ怒ってるかもしれない
それが一番、不安だった。


落ちて悩んでるあたしに、サラは気楽にアドバイスをくれた。

「じゃ、まずはメールしてみなよ?会う約束してみて…あんまり考えないで会っちゃえば意外と素直に謝れるかもよ」

「そーかなぁ…ハルトがまだ怒ってて、会ってくれなかったら?」

「案外怒ってないわよ。むしろ彼だって凛と同じ事考えてて、謝るタイミングを伺ってるかもよ?」

「…ホント?!ホントにハルトはそう思ってるかな!?」

「ハルトじゃないからわかんないけどっ。意外と心配する程じゃないって話し」

「…わかった!あたしメールしてみるね!ありがとサラ」

そして素直にハルトにメールを送った。

でも何てメールすればいいのかな?

バイトしながら数時間
考えて考えて考えて…

結局普通に用件だけのメールになってしまった。

『会って話しがしたいの。会える日を教えて?』

15分くらいでハルトから返事が来て、あたしは驚いた。


『明日の夜は空いてる?』


メールに少し緊張した