「三日?!ドコが久しぶりなのよ!」

ミカちゃんがすぐさまツッコむ。

「えー?三日も顔が見れなかったんだよ?寂しくて死んじゃうよ」

「…………あっそう」

やっぱ少し呆れてる?でもね…

恋してる時は恋に一生懸命なの!
四六時中ハルトの事考えてるから余計に会いたくなるんだもん!


みんなもそうでしょ?

「だからねミカちゃん、明日…」

「泊まりね!?」

「うん!ハルトの家に初お泊まり!」

「はいはい、行ってらっしゃい」


あたしがあまりにも嬉しそうに言うもんだから、ミカちゃんも返事が適当だ。


「凛、だんだん恋してるって顔になってきたね」

「そう見える?サラ…」

「うん。可愛くなってきた。ね?トーキもそう思うでしょ」

「オレもそう思った」

「えへっ…ありがと」

二人の誉め言葉があたしは嬉しかった。

恋をして人は変われるもんなんだなって…スゴくわかる。

あの悪夢もしばらく見ていない

ハルトが居るだけで…

誰かを愛するだけで
こんなに穏やかで幸せな気分になれるなんて

まるで魔法みたい


明日もハルトに魔法をかけてもらおう!


魔法の呪文はもちろんコレ!

  『好きだよ』