「じゃ、いい…のかな?」

「あたしの方こそ…!ハルト…あたしと付き合ってください!」

「はい!こちらこそお願いします」

そしてハルトは優しくあたしを抱きしめてくれた。


わ…っ
何だろう?
こんな気持ち…ふわふわする。

嬉しくてドキドキして

こんなのが'幸せ'って言うのかもしれない…

あぁ…そっか…

あたし…!

好きな人と触れ合ったのは初めてなんだ

こんな気持ちになるなんて知らなかった…


そしてハルトはあたしにキスしてくれた。

あたしは少し緊張してキスに応える…


キスなんて何回もした事あるのに

誰とだって平気だったのに…

だけど、どうしてこんなに緊張するのかな…


ねぇ、あたし上手くキス出来てる?


くすぐったいようなキスを止めてハルトは耳元で囁いた。

「…このまま連れて帰りたいな…」

そんな言葉にもドキドキが治まらない。

どうしちゃったの?

すっかり恋する乙女になってるし…自分がこんな風になるなんて思わなかった。

自分にこんな一面があるなんて知らなかった

「…ハルト…連れてって…」


あたしは…ハルトにいつまでも触れていたかった…