「北川藤紀って…お前の仇じゃないか?お前…あの男とSEXしたのか!?」

「…そうよ!」

「あり得ない!あり得ないね!あんな男と!どうかしてる…あぁそうか!無理矢理襲われたんだな?」

「違うわ!」

「俺に気を使ってるんだね?可哀想に…そんな子供、育てられっこないさ、早いうちに堕胎させよう!」

そう言って、あたしに抱きついてきた。

「やだ…っ!触らないで!」

「今回は仕方ない、次に俺の子供を産めばいいさ…!凛…愛してる!これからはずっと…俺の愛を注ぎこんであげるからな…」

そう言って、またあたしを犯そうとした。
ベッドに押し倒し、服を破く。

「イヤ───ッ!!!」

どれだけ抵抗すればわかってくれるの?

どれだけ抵抗すれば、この男から逃げられるの?



   もう嫌!


こんなのはウンザリよ

幸せになりたいだけなのに…何もかも嫌!


下着も剥ぎ取られ、指を入れられそうになった時

あたしは手に触れた硬いものを義父めがけて振り降ろした。




──母性なんて、まだなかったよ。

妊娠したって、母親になる自覚なんて持てなかったもん。

義父に指を入れられて神聖な場所を侵されたくなかった。