ミカちゃんの言い分にすっかり納得しちゃったあたしは素直にホストクラブへGO！


テレビでしか見た事ないけど…マジであんな世界なのかな!?

想像してみて、だんだん楽しみになってきた。


目的地は『MIRAGE』から歩いて五分くらいのトコらしい。

あたしとミカちゃんはホストクラブについての話題で盛り上がりながら歩いていた。

花屋さんの角を曲がった時、あたしは一人の男性とぶつかった。

「きゃっ…」

「あ！ゴメンね、大丈夫だった？」

「だ…大丈夫です、すいません…」

「マジでゴメンね！急いでいたもんだから…じゃ！」


…顔はあんまり見なかった。走り去る後ろ姿を見ると、彼は細身のスーツを着て少し長髪


大きな花束を抱えてて走る姿が印象的だった。




そして今日のイベント！ホストクラブ

　　『＠Love』

に到着！
一足店の中に入るとそこは別世界だった！

数人のホストが並んで出迎え、あたし達を歓迎する。

豪華な調度品が品良く並べられている。
そして中央の席へと案内された。

今日はまだ他にお客さんはいないようだ。
ソファに座ったあたし達の周りに何人かのホストがついた。