イキナリなミカちゃんの提案にあたしはビックリした!

「…はぁ?!ホ…ホストクラブ!?」

「そぉよ!豪遊しましょ!」


イヤイヤ待てや!


「そんな大金をイキナリ手にしてホストクラブとか行く?!普通貯金とか…」

「あぶく銭はパーっと使わなきゃ!貯金して何が楽しいのよ!」

「えぇー…」


そーゆうモンなの!?
ミカちゃん…ステキすぎる。

「ホラ!凛も支度して!アタシの服貸してあげるからさ!」

「う…う…ん」

そんな遊びに誘われてすっかり気が引けちゃってるあたしなんかお構いなしに

ミカちゃんはあたしにメイクを施していった。
仕事柄か…?サラもそうなんだけど化粧するのが早くて上手い。

あっという間にあたしを作り上げ、さらにミカちゃんは自分の支度も整えていった。

いわゆる
『勝負メイク』


「アタシ行きたいお店があったんだよね~」

「行く所も決まってたの?」

「うん、ウチに来たお客さんのトコなんだけど…」

「ホストが来てるの?」

「うん、来るわよ?色んな客がいるからね。普通にホストクラブ行ってもいいんだけど、お金気にしちゃって遊べないでしょ?こんな時じゃなきゃね」



「確かに…」