監禁されていた緊張が解けたのか凛は高熱を出していた。
オレは遠慮がちに凛の手を握った。
凛も意識があるのかないのかわかってない様子だった…
でもオレの手を握り返してきた。
それだけでも嬉しくて…凛が生きてた事が嬉しくて
それだけでも十分だったのに、凛はオレに言ったんだ。
「…好き…」
オレは感情を押さえる事ができなくて…
凛がいとおしくなって
凛にキスをした。
そして呟いた。
「オレも凛が好きだよ…」
そう言うとオレは凛を抱きしめた。
胸が苦しくなって強く強く凛を抱きしめた。
少しでも力を緩めると、また凛がどこかに行ってしまう気がしたから。
熱を帯びて熱い凛の身体…前に抱きしめた時よりも監禁によって痩せ細った凛の身体を
壊れそうなほど抱きしめて離さなかった。
凛の熱さがオレにも移ってくるみたいだ…
それによって感情を押さえられない…
…好きだって
どうしようもないくらい好きなんだって
オレの中の【陸】が叫んでいた。
…じゃあ【藤紀】は?
急速に冷めてゆく自分に驚いた。
今までの熱さがウソみたいに冷静になる。
'オレ'は何者なのか
よく考えろ…!
オレは遠慮がちに凛の手を握った。
凛も意識があるのかないのかわかってない様子だった…
でもオレの手を握り返してきた。
それだけでも嬉しくて…凛が生きてた事が嬉しくて
それだけでも十分だったのに、凛はオレに言ったんだ。
「…好き…」
オレは感情を押さえる事ができなくて…
凛がいとおしくなって
凛にキスをした。
そして呟いた。
「オレも凛が好きだよ…」
そう言うとオレは凛を抱きしめた。
胸が苦しくなって強く強く凛を抱きしめた。
少しでも力を緩めると、また凛がどこかに行ってしまう気がしたから。
熱を帯びて熱い凛の身体…前に抱きしめた時よりも監禁によって痩せ細った凛の身体を
壊れそうなほど抱きしめて離さなかった。
凛の熱さがオレにも移ってくるみたいだ…
それによって感情を押さえられない…
…好きだって
どうしようもないくらい好きなんだって
オレの中の【陸】が叫んでいた。
…じゃあ【藤紀】は?
急速に冷めてゆく自分に驚いた。
今までの熱さがウソみたいに冷静になる。
'オレ'は何者なのか
よく考えろ…!