「そう言われてあたしが納得するって思う?もうムリだよ…お互いに信用できないんじゃ、付き合ってる意味ないもん」

「俺は凛がどんな事をしてても言わないつもりだったし…そんなの関係なしに付き合ってたんだ。俺は凛の事、マジで好きだったから」


今さらそんな事言われても
何を言われても

好きだと何回言われても

胸には響かないよ…


「ハルトは結局お金なんでしょ?ハルトならいくらでもお金払う女がいるみたいだし。あたしはお金なんて持ってないから付き合うのはムダだったでしょ?!それとも…あたしとSEXするのがそんなに良かった!?」


あたしの暴言を聞いていたハルトは

あたしの胸ぐらを掴んで自分の方に引き寄せて

そしてあたしを睨みつけていた。

「何?怒ってんの?お互い様でしょ?!あたしの事なんか好きじゃないくせに!金・金って…何なの!?」


最悪なケンカ

そしてあたしは…ハルトの過去を知る


…ハルトは…言った。


「お前に…!何がわかるって言うんだよ!どうして金が必要か?教えてやるよ!」



…知りたくない気がした…




「俺は…人を殺した事がある…そのせいで…その為に…償う為に必要なんだ…」