これは…何…?!


何なの!?


彼は…ハルトは何してるの?!





他の女と『ただのSEX』をしていたというにはあまりにも…情熱的な光景…




あたしはとっさに廊下の電気のスイッチに手を伸ばした。

ドアが閉まる音と共に灯りがついた。


その音と電気がついたのに、SEX中の二人は気づき、身体をネジってこちらを見た。



「ヤッベ―…凛じゃん…」



彼女に現場を見られて…第一声がソレ!?



「…ヤダ…藤堂?!」


相手の女が起き上がり…あたしの名を呼んだので


あたしはすぐに…誰だかわかった。






「…井上……」





…なんで?


なんでコイツがハルトと…してるワケ?





たくさん聞きたい事があって…頭から溢れていた。

ショックすぎて…言葉にならない…!



それなのに…ハルトは信じられない行動に出た。



あたしがいるのに

あたしが見てるのに!


─ハルトは
井上に腰を
振り続けていた。


「…ゃ…ぁ…っ…」


「…止めて…ヤメテよ!ハルト…!!」





「凛…お前も一緒に楽しむ?」